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筒香嘉智が高校時代から
気になっているあの投手。 

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田村航平(Number編集部)

田村航平(Number編集部)Kohei Tamura

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photograph byHideki Sugiyama

posted2017/08/16 07:00

筒香嘉智が高校時代から気になっているあの投手。<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

筒香は2年生だった2008年に春夏の甲子園に出場。夏は3本塁打を放ってベスト4まで勝ち進んだ。

「球が速くて、あんなの見たことなかった」

 今季のオールスターでは、久しぶりに力勝負を満喫する筒香の姿があった。

「筒香と対戦できたら。できる限りストレートで、どれだけ勝負できるか試してみたい」と宣言していた同学年の菊池雄星に直球勝負を挑まれ、146kmをレフトへホームラン。筒香は「狙っていました。フルスイングができ、完璧にとらえることができました」と、満足そうに振り返った。

 筒香は菊池と高校時代に練習試合で対戦しており、その際に6打数5安打と打ち込んだという逸話が残っている。

 この対戦結果を、筒香は「たまたまです」と謙遜した。だが、世代最速の菊池の速球を見て、バッターとしての本能が疼いたのは確かなようだ。

「打ったっていうより、すげえなっていう衝撃がすごかったですね。球が速くて、あんなの見たことなかった」

 そして普段は他人のことをとやかく言わない筒香にしては珍しく、こう続けた。

「打席に入れば関係ないですけど、高校から対戦していた投手ってなかなかいないですし、やっぱり楽しいですよね」

 言葉にはせずとも、今の筒香には力勝負を受けて立てるだけの懐の深さがある。だからこそピッチャーも、直球で挑みたくなるのだろう。

 これからも筒香を中心に、日本球界で数多の名勝負が生まれる予感がした――。

 筒香が高校時代にライバルとしていたのは、いったい誰だったのか? ライターの村瀬秀信さんが、横浜高校の元監督で筒香の恩師・渡辺元智さんの話も交えて真相に迫ります。詳しくはNumber933号「甲子園ライバル伝説。」を、是非お読みください。
甲子園ライバル伝説。

Sports Graphic Number 933

甲子園ライバル伝説。

 

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