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MLBの新星ジャッジとベリンジャー。
新人長距離砲はホーナーを超えるか。 

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芝山幹郎

芝山幹郎Mikio Shibayama

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posted2017/06/24 07:00

MLBの新星ジャッジとベリンジャー。新人長距離砲はホーナーを超えるか。<Number Web> photograph by AFLO

バットを振ればホームラン。ベリンジャーの量産がこのまま続けば、全米にブームが巻き起こるかもしれない。

マグワイアの新人最多本塁打「49本」も射程圏内。

 ひとりは、1930年のジョージ・ワトキンス(カーディナルス)だ。大成こそしなかったものの、ルーキーイヤーのワトキンスは、3割7分3厘/4割1分5厘/6割2分1厘(17本塁打)という素晴らしい成績を残している。

 第2号は、「伝説」テッド・ウィリアムズ(レッドソックス)だ。彼の数字は3割2分7厘/4割3分6厘/6割9厘(31本塁打)だった。MVP投票では第4位。

 そして3人目には「21世紀の怪物」アルバート・プーホルスの名が挙がる。プーホルスの数字は、3割2分9厘/4割3厘/6割1分(37本塁打)。MVP投票ではやはり第4位。

 ジャッジは、彼ら「伝説」に迫れるだろうか。迫れる、と私は思う。新人選手の史上最多本塁打記録(マーク・マグワイアが'87年に残した49本)という数字さえ射程圏内かもしれない。若さに伴う脆さは、このあといろいろと暴かれてくるだろうが、こういう新人の出現はやはり楽しい。ジャッジとベリンジャーの挑戦からは、今後も眼を離せない。

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