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先発の未練を捨てセットアッパーに。
岩嵜翔が10年目で得た「ベスト」。 

text by

田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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photograph byKyodo News

posted2017/06/21 11:00

先発の未練を捨てセットアッパーに。岩嵜翔が10年目で得た「ベスト」。<Number Web> photograph by Kyodo News

150km前後のストレートと鋭く落ちるフォークが武器。市立船橋高では高3夏の甲子園に出場した経験を持つ。

「勝ちパターンで行くならば60試合は投げないと」

「ずっとリリーフでやっていますが、週2回はウエイトトレーニングをやると決めています。シーズンが進むにつれて少し量は落としていきますが、その分4月と5月はしっかりやれた。貯金ですね。ケアに関しても球場に来る前にトレーナーのところへ行ってストレッチをやってもらったりして、常にベストの状態を保てるように気をつけています」

 継続はやはり力になる。すっかり成熟した27歳右腕は、これからもまた厳しい局面でマウンドに立つ。

「投げれば投げるほど調子が良くなるというか力が入る。そう感じることがあるくらい、意味のあるトレーニングを出来ているのだと思います。たくさん投げさせてもらえるのは信頼の証。具体的な登板数の目標はないけど、勝ちパターンで行くならば60試合は投げないといけませんよね」

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