沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
死角がどうにも見当たらない……。
桜花賞はソウルスターリングの一強。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byKyodo News
posted2017/04/08 09:00
チューリップ賞も最後は手綱を緩めての勝利だったソウルスターリング。桜花賞ではこの馬のMAXが見られるか。
完成されているが、新たな引き出しもある。
同じフランケル産駒のミスエルテもかなりの器だが、ここが年明け初戦になったのは、やはり割り引かねばならないだろう。
3連勝でクイーンカップを制したアドマイヤミヤビも強い。リスグラシューは、阪神ジュベナイルフィリーズ2着、チューリップ賞3着とソウルスターリングに連敗中だが、武豊が一発狙いの策をとりそうで怖い。
ここで結論。
◎ソウルスターリング
○アドマイヤミヤビ
▲リスグラシュー
△カラクレナイ
×ミスエルテ
好位差しの競馬をするので、ソウルスターリングはすでに完成されたイメージがある。悪く言えば、伸びしろがないようにも思われるが、殿から行けばもっとすごい脚を使うだろうし、逃げたら逃げたで、キタサンブラックのように後ろに脚を使わせる競馬ができるのではないか。
フランケルの代表産駒によるクラシック初制覇に、世界が注目している。