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永木、遠藤、菊池は優秀な“卒業生”。
湘南から強豪加入、なぜ成功する?
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJ.LEAGUE PHOTOS
posted2017/02/22 11:00
ゼロックス杯で永木と菊池は鹿島、浦和の一員として戦った。現在J有数の強豪で立ち位置をつかみつつある2人の土台は、湘南での日々にある。
「湘南の価値を高めるのは、移籍した僕たち次第」
永木だけではない。遠藤は昨シーズンに浦和での1年目でルヴァン杯獲得、年間勝ち点1位に貢献。古林も名古屋で28試合に出場した。
「湘南の価値を高めるのは、移籍した僕たち次第だと思うんです。僕たちが頑張って“湘南で育ってきた選手はいいな”と移籍先のクラブに思われることが、湘南への恩返しだと思っています」
菊池は、そう言った。
湘南で今シーズン活躍した選手は、2018シーズンには他クラブに引き抜かれるかもしれない。その“卒業生たち”が各クラブで活躍することは、結果的に湘南の育成力への注目にもつながる。
今後も湘南からステップアップする移籍を果たす選手が現れれば、「湘南ブランド」と称され、高品質の選手としてJクラブに定着していくだろう。