話が終わったらボールを蹴ろうBACK NUMBER
年々得点が減り、失点は増える一方。
3年ぶり無冠のG大阪は何が問題か。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJ.LEAGUE PHOTOS
posted2016/12/28 11:30
遠藤保仁は今季もリーグ戦のほぼ全てに先発している。今もガンバにとって、彼の使い方がチームの命運を左右することは変わっていない。
戦い方の統一ができなければ、来季も無冠に……。
「今年は年間を通してパフォーマンスがよくなかった」
今シーズン終了後、遠藤はそう語った。
個の質は高いが、チームとしてその力を生かすことができなかった。
来季はチームの選手の顔ぶれが大きく変わるだろう。守備重視の原点に戻るのか、それとも攻撃型へと新たにシフトしていくのか。いずれにしてもチームとしての「強み」を押し出すべく戦い方を統一しなければ、2016年のように無冠の悔しさを味わうことになる。常にタイトルを争うファイナリストになれるチームになり、そこで勝てるチームになるか、それともズルズルと中位レベルに落ち込むのか。
2017年シーズンはガンバにとって、大きな節目となるシーズンになるだろう。