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宇野昌磨、フリーで初めて4回転3本!
スケートアメリカで優勝した舞台裏。 

text by

田村明子

田村明子Akiko Tamura

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photograph byAsami Enomoto

posted2016/10/25 17:15

宇野昌磨、フリーで初めて4回転3本!スケートアメリカで優勝した舞台裏。<Number Web> photograph by Asami Enomoto

フリーでは、世界でただ1人だけが跳べる4回転フリップを軸に、初めて4回転ジャンプを3回も決めた宇野。

会心のフリー演技で2位に上がったブラウン。

 ブラウンは、『ピアノ・レッスン』のフリーで会心の演技を見せた。

 片足で降りた冒頭の4トウループのみが回転不足の判定を受け、残る8度の3回転をほぼノーミスで降りた。だが彼のすごさは、ジャンプも単に振付の一部に過ぎないと感じさせるような、密度の濃い内容の詰まったプログラムである。

 フリー182.63、総合268.38といずれも自己ベストスコアを更新。

 SP3位から2位へ上がった。

リッポンが目指すのは「観客が立ち上がるような演技」。

 リッポンは冒頭の4トウループで転倒したものの、やはり8度の3回転をノーミスで着氷し、174.11、総合261.43で3位になった。

 会見で4回転について質問されると、リッポンはこう答えた。

「自分はもうすぐ27歳になり、何世代かのスケーターを見てきた。(中略)今は数個の4回転がないと世界の表彰台に立つのは難しい時代。でもジェイソンのように、1つ1つの技の質が高くて評価されている選手もいるし、自分もそちらの方向性でいく。見ている観客が思わず立ち上がるような演技をしたいと思っています」

 ほぼノーミスの演技を滑りきったロシアのセルゲイ・ボロノフが総合4位、4ルッツは完璧だったが他のジャンプミスのあったボーヤン・ジンが総合5位だった。

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