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牝馬の難しさを再認識した秋華賞。
ビッシュはなぜ10着に大敗したのか。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byYuji Takahashi

posted2016/10/17 11:50

牝馬の難しさを再認識した秋華賞。ビッシュはなぜ10着に大敗したのか。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

7月に500万下条件を勝って、そこから紫苑ステークスで2着、秋華賞でGI初制覇をなしとげたヴィブロス。まだ底は見えていない。

同世代の強豪が復帰しての女王対決が楽しみ。

 ヴィブロスのオーナーは、姉のヴィルシーナと同じく、元プロ野球投手の「大魔神」こと佐々木主浩氏。JRAで出走させた所有馬は20頭に満たない少数精鋭で、ヴィルシーナに次ぐ2頭目のGI馬となった。同オーナーは、ヴィブロスの半兄ファルスター、ランギロア、そして今年の阪神大賞典を勝ったシュヴァルグランも所有している。

 福永は、ヴィルシーナはスピードの持続力のある馬だったが、ヴィブロスはいい瞬発力を持っている、と話している。

 姉同様、距離に融通は利きそうだが、この先、樫の女王シンハライトや、マイル女王メジャーエンブレムといったほかの女王が復帰してきたら、どこかでぶつかるだろう。あらためて強さを見せた桜の女王ジュエラーを含めた「女王対決」で、そして、強豪牡馬とのガチンコ勝負でも、また私たちを楽しませてくれそうだ。

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ヴィブロス
ビッシュ

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