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スポーツメーカーが考える五輪の未来。
リオの子どもたちに贈った22の公園。
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph bySports Graphic Number
posted2016/08/26 11:40
エンカンタードに出来た大型公園の壁画は、地元アーティストのケイジャマンが手掛けた。
「製品だけでなく、私たちの情熱も届けたい」
ナイキ・ブラジルのコミュニケーション・ディレクター、アリス・ギズモンティはこう強調する。
「私たちは、エンカンタードの子どもたちに、試合の観客としてだけでなく、オリンピックが終わったあとも、スポーツに参加し、楽しんでいってもらいたいんです。そして、その場所にナイキの製品や道具を提供するだけでなく、私たちの情熱も届けたい」
できるだけ若いときに身体を動かす習慣を身につけて欲しい、ナイキのその想いはひときわ大きい。リオ・オリンピックはこれまでにないきっかけとなるのだ。
ナイキが2週間のオリンピックで得た目に見える功績とは別に、この22の“オリンピック・ビレッジ”が生み出す価値は、数字では表せない、時代を超えて世の中に影響していくものになるだろう。