リオ五輪PRESSBACK NUMBER
女子バレー、細部に神は宿らず。
世界に届かなかった「4つの点」。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byJMPA
posted2016/08/17 14:40
「目標は達成できませんでしたが、仲間の思いも込めて全員で戦えたので、良かったなあとは思います」と木村はコメント。
味わった苦さを糧に、道を開くしかない。
日本が完敗したプールAのチームすべてが、準々決勝で姿を消した。その事実からしても、世界一への道は容易ではない。
選手もそれは理解している。
アメリカ戦で好スパイクを見せた石井優希は、強い自負を表に出した。
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「自分が引っ張っていくつもりで、もっと強い気持ちを持たないといけないと思います」
セッターとして初戦から苦しみ続けた宮下遥は、今後への決意をみなぎらせた。
「つなげていかないと意味がないので、経験できてよかったで終わらせず、挑戦したいと思います」
初めての大舞台を踏んだ選手も多い。若い世代の選手もいる。
味わった苦さを糧に。その思いがあれば、道が開けないわけではない。