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荒れた生活から復活した水の怪物。
フェルプスが乗り越えた苦難の年月。 

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及川彩子

及川彩子Ayako Oikawa

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posted2016/08/10 16:30

荒れた生活から復活した水の怪物。フェルプスが乗り越えた苦難の年月。<Number Web> photograph by Getty Images

五輪獲得メダル数は史上1位、世界記録は39度樹立している。マイケル・フェルプスの伝説は、今も進行形だ。

米国代表チームの旗手に選ばれた信頼感。

 今大会では400mリレー(金メダル獲得)、200mバタフライ(金メダル獲得)、800mリレー(金メダル獲得)のほかに100mバタフライと、200m個人メドレーの5種目に出場する。

「出る種目は全部勝ちたいけど、200mバタフライはロンドンで負けたから、タイトルを取り返したい」

 今大会では開会式に、旗手として参加した。米国代表は各種目でミーティングが行われ、そこで旗手候補を選び、今度は各種目のキャプテン会議で米国代表の旗手を選ぶという方式をとっている。フェルプスは今回、水泳チームのキャプテンにも選ばれた。チームメイト達の投票によって、である。これまでは自分中心に生きてきたフェルプスだが、生涯の伴侶を得て、息子と接することで人間として大きく成長した。チームメイトの信頼を得たことも、フェルプスにとって忘れられない出来事だったのではないだろうか。

 水の怪物の最終章はリオデジャネイロで終結する。どのような物語が紡ぎ出され、どんな結末が待ち受けているのか。すべてを出し切り、笑顔で終われることを願いたい。

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