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生島淳とNumberのリオ五輪大予想。
空前絶後の金メダルラッシュ!?
posted2016/08/05 09:00
text by
生島淳+Number編集部Jun Ikushima + Sports Graphic Number
photograph by
JMPA
まずは、当Web連載でもお馴染みのスポーツジャーナリスト・生島淳さんの予想からご紹介しよう!
今回、日本選手団が掲げた金メダルの目標は「14」。
前回のロンドン大会は7個だったから(ボクシング1、体操1、レスリング4、柔道1)、倍増を目論んでいるわけだが、各競技団体から上がってきた戦績の見込みから到達可能と判断しているのだろう。
私は昨年の世界選手権と今季の世界ランキングを基に、自分の願望も込めた予想を立ててみた。
驚いたことに、金メダルの数は14個。目標の数値と一緒だ。ちょっと自分でも多いなと思うが、中身を吟味していくと、それほど現実離れした数字でもない。
その内訳を見ていくと、競泳3、柔道5、体操3、レスリング3。
このなかでも内村航平の体操男子個人総合と、女子レスリングの2個は(誰とは言えないけれど)かなりの確率で達成されるはずだ。
競泳に金メダルを多く期待するが……。
これまでの取材経験で、金メダルへの道が本当に困難だなと思うのは競泳だ。こればかりは、ふたを開けてみなければわからず、3個の予想がゼロに終わってしまうことも十分にあり得る。それほどオリンピック・イヤーの競泳のレベルは高いのだが、萩野、瀬戸、金藤には表彰台のてっぺんに立つ可能性は十分にある。
そしてメダルの数にこだわるなら、やはり柔道の活躍は外せない。男子の井上康生監督は「目標としては全階級制覇を忘れてはいません」と話しているが、昨年の世界選手権の結果を見ると、最大6個の可能性はある。最悪でも、前回のロンドン大会のように、松本薫の1個だけ、というようなことはないだろうとは思う。
それにしても、メダル予想はむずかしい(テレビが大好きだね)。
やるもんじゃないな、これは。
さてと、時差調整して、オリンピックを楽しむとするか。
◆生島さんメダル予想◆
金メダル=14個
[1] 競泳男子400m個人メドレー
瀬戸大也(22)
[2] 体操男子団体
[3] 体操男子個人総合
内村航平(27)
[4] 体操男子種目別ゆか
白井健三(19)
[5] 柔道女子52kg級
中村美里(27)
[6] 柔道男子73kg級
大野将平(24)
[7] 柔道女子57kg級
松本薫(28)
[8] 競泳男子200m個人メドレー
萩野公介(21)
[9] 競泳女子200m平泳ぎ
金藤理絵(27)
[10] 柔道男子100kg級
羽賀龍之介(25)
[11] 柔道女子78kg級
梅木真美(21)
[12] レスリング女子48kg級
登坂絵莉(22)
[13] レスリング女子58kg級
伊調馨(32)
[14] レスリング女子53kg級
吉田沙保里(33)
銀メダル=10個
[1] 競泳男子400m個人メドレー
萩野公介(21)
[2] 競泳男子200m自由形
萩野公介(21)
[3] フェンシング男子フルーレ
太田雄貴(30)
[4] 柔道男子66kg級
海老沼匡(26)
[5] 競泳男子200mバタフライ
瀬戸大也(22)
[6] バドミントン女子シングルス
奥原希望(21)
[7] バドミントン女子ダブルス
高橋礼華(26)&松友美佐紀(24)
[8] 卓球女子団体
[9] 卓球男子団体
[10] レスリング女子63kg級
川井梨沙子(21)
銅メダル=15個
[1] 体操男子個人総合
加藤凌平(22)or 田中佑典(26)
[2] 柔道男子60kg級
高藤直寿(23)
[3] 柔道女子48kg級
近藤亜美(21)
[4] 卓球女子シングルス
福原愛(27)
[5] テニス男子シングルス
錦織圭(26)
[6] ウェイトリフティング女子48kg級
三宅宏実(30)
[7] 競泳女子200m個人メドレー
寺村美穂(21)
[8] 競泳女子200mバタフライ
星奈津美(25)
[9] 柔道女子63kg級
田代未来(22)
[10] 柔道男子90kg級
ベイカー茉秋(21)
[11] 競泳男子メドレーリレー
[12] 陸上女子マラソン
福士加代子(34)
[13] レスリング女子69kg級
土性沙羅(21)
[14] シンクロ チーム
[15] 陸上男子50km競歩
谷井孝行(33)
※選手の並び順は競技日程順です。