立川真紗美の名言
もう、明日走れなくてもいい。あと3分で、明日の40分ぶんやろう! って思いました。
立川真紗美(バスケットボール)
2016/06/30
2004年アテネ五輪アジア最終予選、準決勝での対戦相手は宿敵・韓国。予選リーグでは32点差もつけられて大敗していた強敵に対し、日本は及び腰だった。準決勝で負けても五輪行きの切符は3枚あるから3位決定戦に照準を合わせよう……消耗や衝突を避けるプレーをしていたSGの立川に、監督の内海はハーフタイム中、声をかけた。「シュートを打つなとは言ってない。でもお前のシュートじゃない。躊躇するなら打つな。お前らしいシュートを思い切って打て」。この言葉で3位狙いの打算を捨てた立川は、第3Q以降、信じがたいプレーを連発。試合は再延長にもつれ込み、ついには69-65で韓国を下したのである。
Number595号(2004/02/05)