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マンUとモウリーニョの復活が始まる。
240億円の予算で「背骨」は出来るか。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2016/06/04 10:30

マンUとモウリーニョの復活が始まる。240億円の予算で「背骨」は出来るか。<Number Web> photograph by AFLO

ファンが持参したマンUのユニフォームにサインするモウリーニョ。長らく青いユニフォームで戦ってきただけに、この赤は新鮮だ。

チェルシーでは幻に終わった長期政権もありうる。

 となれば、就任1年目のプレミア優勝争いとトップ4復帰があり得ることは、マンU新監督の「スペシャルさ」を熟知しているチェルシー・ファンの1人として認めざるを得ない。

 そして更にその先にあるものは、チェルシーでは幻に終わった長期政権か? チェルシー・ファンにすれば悪夢のようなシナリオだが、モウリーニョ定住の地は、過去12年間で2度「ホーム」と呼んだスタンフォード・ブリッジではなく、12年前にCL16強対決で初見参して以来「敵地」だったはずのオールド・トラッフォードなのかもしれない。

 前シーズンのプレミア王者を倒した新進気鋭のポルト指揮官として、モウリーニョが世界的に注目を浴びた舞台がマンUのホームだったと考えれば、やはり実現すべくして実現した「縁組み」のようだ。

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