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「対世界」の感覚を取り戻せるか。
男子バレー、五輪への活路はサーブ! 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph byAFLO

posted2016/05/30 17:30

「対世界」の感覚を取り戻せるか。男子バレー、五輪への活路はサーブ!<Number Web> photograph by AFLO

脚を大きく後ろに反らせて打つ柳田将洋のサーブ、アタックは息をのむほど美しい。

去年できたプレーがまだできていない。

 特に苦労が見えるのがオポジットの清水だ。今大会の開幕前日、こう話していた。

「(開幕前のアメリカ、フランスとの練習試合の中で)去年だったらブロックアウトできたボールがブロックされてしまったり、感覚としてはまだ自分の中で『おかしいな』という部分がある。大会で海外チームと対戦する中で徐々に感覚を取り戻していきたい」

 しかし、その感覚を取り戻す前に痛い黒星を喫した。セッターのトスも時折、普段より速かったり低かったりと、スパイカーにブロックを見る余裕を与えないトスになっていた。つなぎの凡ミスも多い。

 そんな劣勢の中、主なメンバー交代は柳田に代えて米山裕太を投入したことだけ。サーブが機能しない中、ピンチサーバーの起用も関田誠大だけだった。

続くポーランド、イラン、オーストラリアの連戦。

 悪い部分がすべて出てしまった中国戦。しかしまだ5試合残っている。五輪最終予選は、1日でガラリと様相が変わる大会であり、1つの敗戦に折れないこと、引きずらないこと、最後まで諦めないことが何よりも重要である。

 1日の休養日を挟んで31日からは世界ランキング2位の強豪ポーランド、8位イラン、13位オーストラリアとの3連戦が待っている。

 中国戦で途中交代となった柳田は、「今日は反省して、切り替えて、ポーランドにぶつかっていく時にはしっかりとサーブで攻めていけるように、心の準備を整えたい」と前を向いた。

 日本が世界に勝つための戦い方を再確認するとともに、登録メンバー14人をフルに活かす大胆な采配にも期待したい。

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