メルマガNumberダイジェストBACK NUMBER
長谷部誠、3年ぶりゴールの後に――。
「シュートを打つ意味を再確認」
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph bySports Graphic Number
posted2016/05/12 17:00
「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」、配信は毎週金曜日の予定です。
手ごたえのあったバイエルン戦と同じ考え方で。
――今日の戦術練習では5バックも試していましたが?
「そうですね。バイエルンとやった時にも、しっかりした戦術でやれば(相手に点を)取られないというのはあるので」
――5バックで臨み、0-1で敗れた4月2日のバイエルン戦もそれなりには手ごたえがあったと?
「そうですね。監督も『バイエルン戦と同じ考え方でいい』と言ってるので。まあ、あのときのバイエルンは正直、あまり良くなかったから……。ただ、ドルトムントは今、かなり良いと思うのでそこでしっかりブロック作って、少ないチャンスを狙うという形になってくるかなと思います」
ドルトムントのセットプレーの脅威。
――ドルトムントの得意とするショートコーナーへの対策についてはどう考えているのでしょう?
「今日は週の初めなので、ビデオを見ながら戦術について監督からのレクチャーがあったので。いつもは水曜か木曜からしかやらないんだけど。それだけ、戦術の部分で確認することが多いんじゃないですかね」
――彼らのセットプレーの脅威はあるのでは?
「ショートコーナーをやってくるチームは、ドイツにはそんなにない中で、ドルトムントは確かに良くやっているなというのはある。しかも、コーナーキックだけではなくて、試合の中でも、ファールから素早いリスタートからの攻撃もけっこうあるし。とにかく、スペースを与えないことが大事になってくるのかなと思います」
――試合中に周囲に集中するように促すようなことも必要になってくるかもしれませんね。
「そういうことはあると思います。でも、次の試合はスタジアムもかなり良い雰囲気になると思うので。やっぱり、そういうものも含めて戦いたいなと思います」