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14歳の本田真凜が世界Jr初優勝。
浅田真央が語っていた重要な言葉。 

text by

田村明子

田村明子Akiko Tamura

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photograph byEnrico Calderoni/AFLO SPORT

posted2016/03/22 11:15

14歳の本田真凜が世界Jr初優勝。浅田真央が語っていた重要な言葉。<Number Web> photograph by Enrico Calderoni/AFLO SPORT

SPを暫定2位で終え、FSでは映画「ビートルジュース」の曲に合わせで演じきり、優勝。村上佳菜子以来6年ぶりの快挙となった。

浅田真央から若手たちへのアドバイス。

 浅田は「アドバイスですか!?」とちょっとこまったように笑顔を浮かべながらも、こう答えた。

「練習をたくさんすることは大切ですけれど、怪我をしてしまったらもう何もできない。私はそこまで大きな怪我をしたことがないというのが、ここまで長くやってこられた秘訣かなと思っています。若いうちは大丈夫でも、練習を終わったら、ちゃんとストレッチをしたり、ケアをしたりすることがやはり怪我をしないための秘訣かなと思います」

 彼女の発言が英訳され、さらにロシア語に訳されると横に座っていたラジオノワとメドベデワは、笑顔で浅田に「サンキュー」と応えた。

 スポーツが進化して、記録を伸ばしていくことは誰にも止められない。その戦いに参加しながらも、どうやって選手の体を守っていくかは、全てのスポーツ関係者が抱える課題であろう。

 その微妙なバランスを保つことに成功した選手だけが生き残っていく、過酷な世界だ。本田真凜、樋口新葉ら今のジュニア選手たちにも、今後大きな怪我をせずに浅田真央のように息の長い充実した選手生活を送っていってもらいたいと切に願う。

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