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代表指揮官ハリルホジッチが語った、
チーム新戦略と本田・岡崎への注文。
 

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photograph byMasaru Tatsuki

posted2016/03/22 12:00

代表指揮官ハリルホジッチが語った、チーム新戦略と本田・岡崎への注文。<Number Web> photograph by Masaru Tatsuki

2018年ロシアW杯へ向け、今年は3月にアジア2次予選の残り2試合、9月からはアジア最終予選が控えている。

「彼を発見できたのは大きかった」

「(五輪最終予選の決勝で2ゴールをあげた)浅野(拓磨)には以前から注目していたし、実際に昨年の東アジアカップにも招集した。力強さもスピードもある。技術・戦術的にはもう少し進歩が必要だが、常にゴールだけを考えている本物のストライカーだ」

「柏木(陽介)のような選手は、チームに多くをもたらしてくれる。左足とロングパスの能力、ダイアゴナルな展開力はとても興味深い。フリーキックも蹴れる。柴崎(岳)や長谷部(誠)とも違ったタイプで、彼らと補完的に動くことができる。彼を発見できたのは大きかった。中盤に左利きがおらず、プレーのバランスを保つ上でも、とても重要であるからだ」

「国内のサッカーが別の次元へと進化するように」

 ハリルホジッチ監督にとって、この1年はW杯2次予選を戦いながら、できるだけ多くの選手を招集し、個々の能力を見極めてきた“チーム構築の第一段階”だった。

 これからは、リオ五輪出場を決めたU-23世代の選手たちも含め、さらに競争を刺激していくつもりだという。

「優れたパフォーマンスを示す選手であれば、国内・国外は関係ない。躊躇なく招集する。そして国内組を刺激して、海外組との間にさらなる競争が生まれるようにしていく。私は代表監督としてメッセージを送り、国内のサッカーが別の次元へと進化するように後押ししたい。私の野心をチームに植えつける。私はチームが私のキャラクターで染まることを望む。つまり勝つこと、勝つこと、勝つこと! アグレッシブに、強い意志を持って、野心的に、そして勇敢に」

 野太い声が部屋全体に響きわたる。指揮官の口調は熱量を増し、この後も自身の哲学から戦術、組織論にまで話は及んだ。濃密なる90分の対話の続きは、Number898号(「指揮官ハリルホジッチの設計図。」)でお愉しみください。
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