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レースの迫力と興奮、喜びを身近に!
今週末は富士のTGRフェスティバルへ。
posted2015/11/18 16:10
text by
大串信Makoto Ogushi
photograph by
TOYOTA
この週末、11月22日は富士スピードウェイでTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL(TGRF)が開かれる。同フェスティバルは、日頃トヨタが展開しているモータースポーツ活動を軸に、レースファンばかりでなく、多くのクルマ好きに感謝の気持ちを伝えるとともに、さらにクルマへの思いを深めてもらうために催される毎年恒例のイベントだ。
今年の特徴は、メインコース上で開催されるGR Netz Cup Vitz Race Grand FinalとGR 86/BRZ Race Round TGRFの公式戦2レース。公道走行可能な市販車の競技車両を用いた両シリーズは多数のエントラントを集め、今年も各地で激戦が繰り広げられてきた。今回開催されるのは、シーズンの総まとめと言えるレース。通常、この種のファン感謝祭ではデモ走行が多いが、コース上で繰り広げられる迫力あるバトルが楽しめる。
公式戦のほかにも、ニュルブルクリンク24時間レース出走車による模擬レース、SUPER GT参戦車両とSUPER FORMULA参戦車両が競う特別レースなどが行なわれる。これらはTGRFでしか見ることができない、いわば異種混合スペシャルレースである。
助手席に乗ってドリフト同乗走行体験も。
メインコース上で行なわれるレース以外にも、モータースポーツのライブ感を味わえるプログラムが用意されている。たとえばドリフトコースではドリフトの名手たちがその妙技を披露、助手席に座ってドリフト同乗走行体験もできる。P16駐車場はラリー車によるスペシャルパフォーマンスや同乗走行(ドライバーのガイド役であるコ・ドライバー体験)などが行なわれるラリーパーク、P20駐車場はダカールラリー出場車の同乗走行や搭乗体験ができるダカールパークと名付けられた特設会場となる。
普段、マイカーを運転しない人を含め、女性を対象にしたガールズパークはP12駐車場。YAMAHA電動バイクの体験試乗をはじめ、運転の楽しさを知るための手軽なレッスンを受けることができる。一方、腕に自慢のドライバーならば、ショートサーキットで同じクルマを使ってタイヤの違いを体感するサーキット走行に挑戦し、より本格的なサーキット走行を体験することもできる。