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混戦の秋華賞はコース適性が勝負。
トーセンビクトリーのセンスが光る?
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2015/10/17 08:00
データを見ると、ローズSの上位組は秋華賞でも上位に来るケースが多い。牝馬三冠最後のタイトルに輝くのはどの馬か。
オークス馬ミッキークイーンの脚も怖い。
ローズステークスで、タッチングスピーチの上がりタイムを上回る33秒8の末脚で2着になったのが、オークス馬のミッキークイーン(父ディープインパクト、栗東・池江泰寿厩舎)だ。出遅れたため、直線勝負に徹するしかなくなった結果のことだが、さすがオークス馬という脚だった。トライアルをトライアル(試走)として、最も有効に使ったのはこの馬かもしれない。最終的に1番人気になるのはこの馬か。
タッチングスピーチと逆に、春は減っていた馬体を大きく戻したクイーンズリング(父マンハッタンカフェ、栗東・吉村圭司厩舎)も器用さのあるタイプだし、同じく、どの位置でも競馬ができるクインズミラーグロ(父マンハッタンカフェ、美浦・和田正道厩舎)も上位に来る力がある。
ということで、結論。
◎トーセンビクトリー
○ミッキークイーン
▲レッツゴードンキ
△タッチングスピーチ
×クインズミラーグロ
注ホワイトエレガンス
ホワイトエレガンスとクイーンズリングのどちらに印をつけるか迷ったが、夏場に小回りの函館と札幌で先行して勝っているホワイトエレガンスを選んだ。
トーセンを軸とした馬連と、ワイドで当てに行く「弱気馬券」、さらに、このコラムで馬名を挙げたのに無印にした馬が馬券に絡む傾向があるので、クイーンズリングの複勝も買うかもしれない。