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岡田彰布が語るペナント総括。
「マートンとゴメスに限らず……」
text by
岡田彰布Akinobu Okada
photograph bySports Graphic Number
posted2015/10/01 16:15
「野球の神髄~岡田彰布の直言~」、配信は隔週金曜日の予定です。
メルマガ「野球の神髄~岡田彰布の直言~」。
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
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今週の目次
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【1】 今年も優勝を逃した阪神。争点は広島との3位争いに移る。
~10月4日の甲子園最終戦はCS&沢村賞をかけた決戦に!?~
【2】 なぜ阪神は優勝できなかったのか!? ペナントを総括。
~来季の課題は“つながる打線”の構築~
【3】 読者の質問に「そら、答えるよ」。
~岡田彰布のズバリ回答~
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【2】 なぜ阪神は優勝できなかったのか!? ペナントを総括。
~来季の課題は“つながる打線”の構築~
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──まだシーズンが終わっていない段階で、総括するのも気が早いかもしれませんが、阪神V逸の最大の要因は何だったんでしょうか? 8月の東京ドーム3連敗をはじめとして“天王山”と呼ばれる大事なゲームをことごとく落としたのは大きかったと思いますが……。
岡田:はっきり言って、タイガースに優勝できるチャンスはあったよ。セ・リーグではタイガースの戦力はいちばん揃っていたと思うしな。ピッチャーも、バッターも戦力は揃っていた。それなのに8月、9月になって失速したというのは、準備が足りなかったということでもあるからな。
──やはり打線が機能しなかったのが想定外だった。外国人が主力のチームなのに、マートン、ゴメスがブレーキになりましたしねえ。
「4人とも去年はマックスだった」
岡田:何度も繰り返すけど、やっぱり打線よ。1年を通じて打ち続けるというのはむずかしいし、打撃の調子は落ちる。不調の時期をなるだけ短くするのがコーチの仕事なんやけど……。
マートンとゴメスに限らず、メッセンジャーも呉昇桓も、今年はアカンと言われるけど、4人とも去年はマックスだったわけよ。全員タイトル獲ったんやからな。そのマックスの状態が今年も続くかといえば、そう簡単にはいかないわな。彼らの働きに期待しすぎたというのもあると思う。
──マートンは来季構想外、呉昇桓はメジャー挑戦なんていう報道もすでにあります。
岡田:編成のことをオレに聞かれても分からんよ(笑)。ただ、課題ははっきり見えてるよな。
この続きは、メルマガNumber 「野球の神髄~岡田彰布の直言~」でぜひお読みください。