濃度・オブ・ザ・リングBACK NUMBER
里帰りしたWWEのスーパースター!
元新日のベイラーが日本公演で戴冠。
text by
橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byEssei Hara
posted2015/07/10 10:40
元WWWFジュニアヘビー級王者にしてWWEの殿堂入りも果たしている“ドラゴン”藤波辰爾が、同じ新日本プロレス出身のベイラーの戴冠を祝福した。
「ありがとう 日本 またね」
ベイラー戴冠のニュースはアメリカ版の公式サイトでもトップニュースとなった。
人気選手にして最高執行役員(COO)のトリプルHは、「王子(A prince)が故郷に戻ってチャンピオンになった」とツイート。ベイラー自身は、ツイッターで「WE became NXT Champion」に続けて「ありがとう 日本 またね」と日本語で書いている。わざと大文字にした「WE」がこの場合、誰のことなのかは言うまでもないだろう。新日本時代のフィニッシュ技・ブラディサンデーを繰り出したことも、興奮に拍車をかけた。
スーパースターたちと日本のユニバースの再会は、今年も熱いものになった。ベイラーがチャンピオンになったことで、両者の絆はより深まったとも言えるだろう。ここ数年、WWE日本公演は7月上旬に開催されている。七夕に近い日取りなのは偶然ではないのかもしれない――そう思いたくなる、年に一度の逢瀬だった。