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なぜか日高産馬が活躍する宝塚記念。
3連覇を目指すエースか、奇跡の馬か。
text by
村本浩平Kohei Muramoto
photograph byYuji Takahashi
posted2015/06/26 10:30
酒井学騎手を背に最終追い切りを行なったトーホウジャッカル。担当の佃厩務員は「不安と期待がハーフハーフ」とコメントしている。
日高vs.社台、今年の宝塚記念を制するのは?
以上のことを総合すると、やはり本命はゴールドシップとなりそうだ。対抗には今年に入ってから重賞3勝と、芝の中距離で安定したレースを見せているラブリーデイ。データ面では不利な牝馬ではあるが、中山記念で牡馬を退けたヌーヴォレコルト、阪神芝コースでは3戦3勝、しかも末脚はメンバー中随一であるディアデラマドレに注目したい。
「奇跡の馬」トーホウジャッカルだが、個人的には単勝だけを買って応援したい。容姿も「尾花栗毛」という非常に目立つ馬であり、ここで勝利をあげるようだと、これまでのバックボーンも含めて、より注目が集まるはず。ひょっとしたらこの宝塚記念は、「奇跡の馬」が「スターホース」となる、その時なのかもしれない。