清原和博の名言

プロ野球選手になるという時から、ウマいもん食って、いい酒を飲んで、いい車に乗って、というのを目標にやってきた。

いい女を抱く──とは言わなかったが、昭和のプロ野球選手らしい豪快さを体現していた清原が、巨人に移籍して変わった。肉体改造に着手し、パワーを手に入れた代償として、ケガも増えた。足を負傷し、リハビリに励む清原は食生活を見直した。「焼肉屋に行けば今までは特上カルビしか食ったことなかったのに、今じゃササミが体にいいから、とパサパサの肉を食う。飲みに行けば、昔は高級ブランデーばかりだったのに、今じゃあ焼酎しかダメだと言われる。最初は『そんな安い酒が飲めるかあ』と思ってたけど、今はその焼酎さえ飲んだらいけない」。人間、変われば変わるものである。

Number575号(2003/05/01)