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“敗因”を抱えながらレースに勝つ。
横山典弘が変える、「競馬の常識」。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byYuji Takahashi

posted2015/05/11 11:25

“敗因”を抱えながらレースに勝つ。横山典弘が変える、「競馬の常識」。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

昨年の10月に同じコースで2歳レコード勝ちした時と同じタイムでNHKマイルカップを制したクラリティスカイ。父のクロフネは同レース制覇後ダービーに向かったが……。

友道師「ダートでも大丈夫だと思う」

 クラリティスカイの話に戻ると、同馬は昨年の朝日杯フューチュリティステークスで3着となったあと、年明け初戦の弥生賞で6着、前走の皐月賞で5着と、世代トップクラスの力を発揮してきた。管理する友道康夫調教師は、皐月賞で敗れるまでは、そこからダービーに進むつもりだったという。

「皐月賞のあと横山騎手と話して、現時点ではNHKマイルカップのほうが勝つ確率が高いだろうということになり、こちらに向かうことにしました。以前はまだ馬にゆるいところがあったのですが、そのへんが解消されてきました。間隔を詰めて使うほうがよくなっていくタイプなので、きょうは皐月賞のとき以上の状態でした」

 皐月賞を使われてからNHKマイルカップを勝ったのは、この馬が初めてだという。

 クラリティスカイの能力の高さはもちろん、今年の皐月賞のレベルもまた高かったということが、あらためて証明された。

 次走は同じ東京マイルの安田記念とのことだが、父クロフネに調教助手時代に乗ったことがある友道調教師は、「クロフネに似た力強さがあり、ダートでも大丈夫だと思う」と話している。さらなるポテンシャルを秘め、いろいろな楽しみを感じさせてくれる新マイル王が誕生した。

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