野次馬ライトスタンドBACK NUMBER
開幕直前恒例!MLBマニア3人の、
新外国人レビュー2015(セ編)。
text by
村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph byGetty Images
posted2015/03/27 11:55
「腹で投げる」と言われるマイク・ザガースキー(広島)。メジャーでは4球団を渡り歩き、実働5年で1勝0敗、通算防御率は7.05。
助っ人外国人投手が山本昌に教えを請う日――。
●ラウル・バルデス(中日ドラゴンズ) 投手 推定年俸 4700万円
Tessy 「オープン戦5試合に投げて結果もよく、開幕ローテに入ってきました。しかし今年38歳ですよ。高齢者揃いのドラゴンズでは若い部類に入るということでしょうか」
Tomo 「キューバのナショナルチームの元メンバーでして、2003年に亡命して翌年カブズと契約しました。マイナーや独立を渡り歩いた後、2010年ごろからメジャーで投げ始め、103試合にほぼリリーフとして登板しています。ボールが速くありませんので左腕の“Soft Tosser(軟投型投手)”と評されていますが、投げ方は力投型ですね」
Toyo 「癖のあるサウスポーで、もういい歳なんでどこまでやれるのかわかりませんが、バッティングがいいということだけはいえます。ピッチングのほうはドラゴンズには山本昌という最高のお手本がいますからね。岩瀬と3人で高齢サウスポートリオの結成ですね」
Tessy 「3人で合計129歳。名古屋ということで、野球界の金さん銀さん銅さんですね」
●ヨスラン・エレラ(横浜DeNAベイスターズ) 投手 推定年俸 3000万円
Tessy 「DeNAはグリエル以来キューバづいていますねぇ。今年はグリエル弟も獲っているでしょ。なんか兄弟そろって来るとか来ないとか揉めているみたいですが」
Toyo 「エレラはオープン戦でも投げていますが、この人も残念な方のキューバンですね。かつてはプロスペクト(有望若手選手)のランキングに出てくる才能があったんですが、どうも鳴かず飛ばず。へぇ、クローザーに転向してたんですね」
Tomo 「この人も2005年にキューバから亡命してきたピッチャーでして、一昨年のオフに我がエンジェルズのスカウトが独立リーグから拾ってきました。昨シーズンはリリーフが足りない時にメジャーのブルペンに入りましたが、使われどころといえば、負けているゲームかもしくは大量点差で勝っているゲームでの登板しか記憶にありません」
Tessy 「DeNAは当初クローザーで考えていたみたいですけどね。なんか聞かなくなっちゃったなぁ」
Tomo 「ストレートは150キロほどで、球威はまぁまぁ悪くないのですが、ボールが打者から見えやすい感じで、スピードガンでみるほど良いファストボールではありません。バッターはタイミング合わせやすそうな印象でした。スライダーはコースに決まれば割といい感じですが、ウイニングショットってほどではない。 チェンジアップも切れる感じではない。そして何よりプレッシャーの場面でコントロールが狂いそうな雰囲気をビンビンに醸し出しているので……クローザーはちょっと無理ですかね」
Tessy 「グリエルが予定通りに来ていたら外国人枠の関係で出られなかったかもしれないのに……出られてしまうことで傷が深くなることもねぇ。DeNAは今年キューバンに引っ掻き回されそうですね」