「グズ」なのか「グス」なのか……そこが知りたい！

●ヘスス・グスマン（広島東洋カープ）　内・外野手　推定年俸　1億800万円+出来高

Toyo 「年俸100万ドルはカープの外国人選手の年俸としては球団史上最高額での獲得です。いやー、カープの今年の優勝にかける気持ちが伝わってきますね」

Tomo 「私はカープはいい買い物したと思います。ベネズエラ出身のメジャー経験がバリバリでありながらまだ30歳。典型的な中距離ヒッターでしたが、日本に来たらパワーヒッターと言っても良いかも。三振が多くなく変化球もこなしますから、日本野球向きだと思います。懸念があるとすれば、その多くはなかった三振が年々増えつつあるところでしょうか」

Toyo 「パドレス時代はサブでしたが、メジャーのファーストとしては打撃力が決定的に不足しています。ただ、長打力はなくともどんな球でもコースでも捌けるタイプ。ただ、このオープン戦を見る限りでは随分ボールを見るというか待球するんですが、そういうイメージはなかった。こういう姿勢だと、バッティングは器用だと思うので、下位打線を打つと掘り出し物的になるかも。まぁ、けが人続出で開幕4番確定ですが！　ワハハ！」

Tessy 「オープン戦の最後には調子を上げてきましたよね。僕もグズマンはある程度はやると思います。中日のルナ的なブレークもあるかもしれません。ポジションはどこになるんですか？　ファースト？　レフト？」

Toyo 「その前にグ“ス”マンですよ（笑）。まぁ、いろいろ守れるみたいですが、守備はマジでダメです。複数ポジションも仕方なくって感じで、センスがありません。今年のカープの野球にとって……多分、彼の守備走塁がガンになるシーンが出てくるのではないかと予想します」

Tomo 「思い出しました。2013年8月のカブス戦、13回まで0－0で来た表の攻撃。ノーアウト満塁の場面で、一塁を守っていたグズマンの前に来たゴロを必死にバックホームしたのですが、その送球が打撃後よろけていたバッターのシャーホルツのヘルメットを直撃して1点献上するっていう、あんまり見たことないプレーがありましたね！」

Toyo 「ああ……ありましたね。あの……グ“ス”マンでお願いしてもいいですか？」

Tessy 「よくも悪くも今季のカープの浮沈のカギを握る選手になりそうですね。グズなのかグスなのか、どっちに転ぶか楽しみです」

●クリス・ジョンソン（広島東洋カープ）　投手　推定年俸7000万円+出来高

Tomo 「クリス・ジョンソンってアトランタの三塁手かと思ったら、ピッチャーだったんですね。南カリフォルニア出身で、2006年レッドソックスのドラフト1位指名だったらしいんですけど、昨年一昨年とメジャーで投げていますが……私は全然記憶にありませんでした」

Tessy 「昨年ヤクルトに来たクリス・カーペンターに続いて、2年連続有名選手と同姓同名のクリス詐欺ですよ。来年は是非ともクリス・デービスあたりを連れてきて欲しいですね」

Toyo 「クリス詐欺といえば、去年のクリス・カーペンターは、ミドルネームの“ジョン”まで一緒で沖縄キャンプではベースのアメリカ人が、『あのクリス・カーペンターか！』って、サインをねだりに来たらしいですよ」

Tessy 「しかもクリス・ジョンソンは、西武のアンソニー・セラテリに続き、おばあちゃんが日本人！　しかも元もつ鍋屋の中野渡進（元横浜）と同じ小平の出身らしいです。頑張って欲しいですね。この人もオープン戦好投して開幕ローテ入り。ヤクルトとの2戦目に投げるみたいですけど」

Toyo 「皆さんの評価は低いみたいですが、私はこの人は買っています。映像やスタッツを見ると、球速あるし、見えにくそうだし、球種も結構持っていたりと、この人は日本向きのサウスポーのように思えます。まぁ、カープファンの肩入れ込みでの期待ですが！　ワハハ！」

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