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ようやく動き出した「試合時間短縮」。
ファンのために、試合にスピード感を。 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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posted2015/03/27 10:30

ようやく動き出した「試合時間短縮」。ファンのために、試合にスピード感を。<Number Web> photograph by Kyodo News

熊崎勝彦氏は検察官、弁護士などを経て2014年に日本野球機構の第13代コミッショナーに就任した。東京五輪を前に、重要な時期を任された手腕に期待したい。

できることは、速やかに着手を。

 もちろん時間短縮への強い意志を示すコミッショナー宣言や最良の道を検討するためのゲームオペレーション委員会も必要だろう。ただ、いまできることにどんどんと取り組んでいく実行力、多少の反対意見は乗り越えてもそれを実現できる指導力こそが、球界のリーダーであるコミッショナーに求められるのではないだろうか。

 試合時間が長すぎることも理由の1つとなって、野球は五輪の正式競技から外れた。2020年の東京五輪で、再び正式競技としての復活を願うのは球界の一致した思いのはずだ。

 それが決まるのは7月。日本のプロ野球の試合時間が短くなったからといって、それが決め手になるわけではないかもしれない。ただ少なくとも7月までにデータを出せる努力をすることも、五輪復帰に向かってできるNPBの仕事ではないだろうか。

 そして何より……明日、球場に足を運んでくれるファンのために、目の前の試合を締まったスピード感のあるものにする。試合時間短縮への努力は、できることから速やかに着手しなければならない課題である。

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