スポーツはカタチから入る方なんですBACK NUMBER
こだわりの縫製&ディテールが生み出した優しい肌触りが魅力! 着心地満点の日本製スウェット。
text by
奥山泰広&高成浩Yasuhiro Okuyama & Seikoh Coe(POW-DER)
photograph byNanae Suzuki
posted2015/02/05 10:00
春のスポーツシーンでぜひ着たいループウィラー。
高 ループウィラーが良いってことは、あなたの熱心な解説で分かったよ。でもね、そもそもスウェットってサ、スポーツにはあまり適さないんじゃないかな。
奥山 厚手のコットンだからですか? 高さんは「コットンは水に濡れると重くなり、しかも乾きにくい」って、ことあるゴトに言ってますよね。
高 そうなんだよ。そりゃあサ、昔はコットンしかなかったから、スウェット着てジョギングしたり、草野球の練習してたけどね。運動中に汗をかくと動きにくくなって仕方なかったし、運動を中断したとたんに汗が冷えて寒いのなんのって……。でも今は吸汗即乾素材のスポーツウェアが主流でしょ!
奥山 だから、そういうハイテク素材のインナーの上に、スウェットを着るのがイマドキなんですよ。春先は風も温んできますから、スウェットをアウターにしても大丈夫!
高 まぁね、俺としてはアフタースポーツのリラックスウェアとして活用したいね。あの優しい肌触りは、運動で疲れた身体とココロを癒してくれそうだから。
奥山 そうですね。ハードなスポーツシーンではなく、もっとカジュアルなシーンでループウィラーは人気なんです。グレーの霜降りがコーディネートしやすいとあって、お洒落に着こなしているスポーツ大好き女子が急増中みたいですよ。
高 いいね~、フルジップパーカ着てる女のコが、カンガルーポケットに両手を突っ込んでる仕草って可愛いよね。そんなコとお近づきになるためにも、俺もループウィラーを着ようっと!
奥山 高さんが近づいたら、スポーツ女子は瞬時に逃げちゃうでしょうね(笑)。ま、それはさておき、ではループウィラーのスウェットパンツ、通称スウェパンも紹介しましょう。
スウェットパンツのお洒落なコーディネート術とは?
高 おっ、スマートなシルエットだね。
奥山 分かります!? シュッとテーパーが効いているんですよ。しかも裾はあえてリブ無しにして、よりスマートな印象に仕上げているんです。
高 むむっ。俺の時代はウェストや腿がユルユルなシルエットで、裾だけギュッとしまっているもんだから、まるで魚肉ソーセージみたい。今思うと、非常にカッチョ悪かったなぁ(苦笑)。
奥山 ファッション業界のトレンドリーダー達は、このスウェパンにチェスターコートを羽織ってますよ。ドレッシーな装いにスウェパンを合わせた、バランスのよい“外し技”なんですが、高さんには高度過ぎるかな。
高 う~む、悔しいが無理! やっぱりアフタースポーツではくよ。だって、さっきのフルジップパーカ同様、肌触りとかがとっても気持ちいいもん!
奥山 そうですね。ループウィラー特有の立体感のある裏毛は非常にソフトなうえに、縫い目を平たくしているので腿やフクラハギの肌を刺激しないんですよ。
高 この柔らかいタッチはコットンならでは! スポーツシーンには「負荷が高いときはハイテク素材。負荷が低いときは天然素材」を選択するという定説があるからね。自転車のロングライドの後とかに、ループウィラーの上下は最適だな。
奥山 できれば1サイズ小さ目を着るのがイマドキなんですが、デブな高さんには無理かなぁ。
高 さっきからデブデブって煩いっつうの!
LOOPWHEELER Full Zip Parka
ループウィラー フルジップパーカ
日本が世界に誇るスウェットシャツ・ブランド「ループウィラー」の定番モデル。丸胴、オープンファスナーというオーセンティックなスタイルは、スポーツ&カジュアルシーンのどちらにも似合う。旧式吊り編み機が生み出した極上の着心地を、ぜひ堪能して欲しい。1万8000円。