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岡田彰布が日米野球の戦いを語る。
「やっぱりパワーがちゃうよな」
posted2014/12/01 16:30
text by
岡田彰布Akinobu Okada
photograph by
Sports Graphic Number
メルマガ「野球の神髄~岡田彰布の直言~」。
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
【1】 オフシーズンの準備で来季の勝敗は決まる。
~鳥谷が抜けたら阪神はどう変わる?~
【2】 8年ぶりの日米野球、侍ジャパンの勝ち越しで終わる。
~もし阪神がメジャーで戦ったら……~
【3】 読者の質問に「そら答えるよ」。
~岡田彰布のズバリ回答~
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【2】 8年ぶりの日米野球、侍ジャパンの勝ち越しで終わる。
~阪神はメジャーでも通用する!?~
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──ことしは8年ぶりに日米野球がありましたけど、試合はご覧になりました? 侍ジャパンが親善試合を含めて4勝2敗と勝ち越しました。
岡田:うん、見たよ。侍ジャパンはチームとしてまとまっていたけど、選手個人で見るとメジャーの連中はやっぱりすごいな。結果うんぬんよりも、日米の野球の違いが見られておもしろかったわ。
──阪神からは藤浪と岩田が代表に選ばれましたが、藤浪はプイグ(ドジャース)とモーノー(ロッキーズ)にホームランを打たれましたね。
岡田:甘い球は簡単に仕留められるからなあ。
やっぱり日本人は細かい野球はうまいよ。
──岡田さんも早稲田大学時代に日本代表のキャプテンとしてアメリカと対戦しましたよね。
岡田:日本代表いうても学生代表だから、メジャーとは比較にはならんけど、投手も打者も力でぐいぐい押してくるという印象があったなあ。しかも、あのときは金属バットやったから、かすったような当たりでもホームランになるのは驚いた(笑)。でも、プレーのひとつひとつは学生ということを差し引いても粗かったな。
侍ジャパンを見てても思ったけど、やっぱり日本人は細かい野球はうまいよ。ランナーを進めたい場面ではきっちり進塁打を打つし、組織力ではメジャーにも劣るところはない。そういう点では、もう差はないと思うよ。
──しかし、選手ひとりひとりを比べると……。
岡田:やっぱりパワーがちゃうよな。特にクリーンナップの打者は。
──スウィングのスピードひとつとっても、早回しの映像を見てるみたいですからねえ。
岡田:日米野球はオールスターみたいなもんやから、打者はホームランをねらっとるしなあ。シーズン中は場面場面でベンチからの指示があるから全打席でフルスウィングなんてことはせんやろうけど、日米野球はほとんどノーサインやろ。
──組織力を発揮したメジャーチームとの対戦を見てみたいですよね。もし阪神や巨人がメジャーに参戦したら……!?
岡田:そらアカンやろ(笑)。侍ジャパンぐらいのトップ選手を集めたら分からんけど。
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