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アンジャッシュ渡部建が語る大学野球。
「日大三高旋風が起こりますよ!」
posted2014/11/28 16:30
text by
渡部建Ken Watabe
photograph by
Production JINRIKISHA
メルマガ「アンジャッシュ渡部建の『濃厚野球汁』」。
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
目次
【第1打席】「注目チームに逸材……。来年の高校野球を先読み!」
~私的高校野球青田買い~
【第2打席】「明大・高山100安打達成。楽しみな日大三高勢」
~私的三高旋風 大学編~
【第3打席】「ノーヒットノーランとか……どこまで強い! 侍ジャパン」
~私的侍ジャパン将来予測~
【第4打席】「盛り上がるトライアウト。いい傾向なんじゃないですか」
~私的トライアウトエンタメ論~
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【第2打席】「明大・高山100安打達成。楽しみな日大三高勢」
~私的三高旋風 大学編~
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渡部:駒大が13年ぶりに優勝しましたねぇ。
――「明治ファン」の渡部さんとしては残念だったんじゃないですか?
渡部:まあね。でも、駒澤は長く2部にいて苦労していたチームだし、よかったんじゃないですか。明治は神宮大会に出られたこと自体、奇跡というか(苦笑)。
――最終戦。
渡部:早慶戦で早稲田が2連勝すれば優勝だったのにね。明治は神宮球場のスタンドとかで優勝を見届けたわけじゃない。選手たちもしっくりこなかったんじゃないですか。
――にしても、高山(俊)やってくれましたね。
渡部:ねぇ。最終戦で100安打達成。持ってますねぇ。長打力があって足も速いし、肩も強い……。立教の大城(滉二)君も100本には届かなかったけど94本まで伸ばしたしね。来年のふたりは楽しみですよね。
――「今年の3年生は楽しみだ」って前からずっと言っていますもんね。
「指名されなければ野球を辞める」くらいの覚悟。
渡部:あと、僕が注目しているのは日大三高勢ですよ! 2011年に全国制覇したメンバーが、残り1年でどこまでプロの評価を伸ばすか。
――今のところ「1位候補」って呼ばれているのは高山くらいですか。
渡部:まあね。でも、プロ入りって部分で言えば可能性がある選手はたくさんいますよ。
高校時代にキャプテンだった畔上(翔)君は、この前のU21の世界大会でもジャパンに選ばれましたし、ようやく本領を発揮してくれたって感じですよね。なんか、聞いた話によると、彼は進路を「プロ1本」に絞っているみたいで、「指名されなければ野球を辞める」くらいの覚悟らしいんですよ。
――不退転の決意。
渡部:そうそう。そういう選手って応援したくなるじゃないですか。
あとは、慶應でも4番を打っている横尾(俊建)君ですよね。春は3割を打って、秋は3ホーマーとか持ち味の長打力にも磨きがかかっていますし。あとはねぇ、早稲田の吉永(健太朗)君に頑張ってほしいというか……。
――1年の印象が強すぎますからね。その後はちょっと……って感じですし。
渡部:うん……。今年は結局、1勝もできませんでしたからねぇ。でもね、僕としては、吉永君は今まで苦しんだ分、来年はやってくれると思うんですよ! 将来性があるピッチャーなんで春季リーグで結果を残せばね、ドラフト指名候補に挙がると思うんですよ。
あと……。
――はい。
渡部:今、関谷(亮太)君っていう、日大三高から明治経由でJR東日本に入ったピッチャーがいるんですけど、今年、入社したのにいきなりエースとして活躍して。早くも「ドラフト1位候補」って言われているんですよ。で、彼は高山君らの2学年上なんですね。それはつまり、今の大学3年生の選手たちと同じ指名年になるわけで。だから来年は、ドラフトで「日大三高旋風」が巻き起こるんじゃないかと思っていて。
――それは楽しみじゃないですか!
渡部:そうなんですよぉ。他の高校の出身でも、立教の大城君とか慶應の谷田(成吾)君とかもいるしね。来年は、投手、野手ともにハイレベルなドラフトが見られますよ!
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