女三代フルマラソンに挑むBACK NUMBER
初のハーフマラソンは、越後湯沢で!
美食はレースの敵? 味方?
text by
中島彩Aya Nakajima
photograph byAya Nakajima
posted2014/10/09 10:30
越後湯沢秋桜ハーフマラソンには、無料の足湯や参加賞のコシヒカリなど豊富なサービスも。今年で13回を数える人気レースです。
~前回までのあらすじ~
来る10月26日(日)に開かれる大阪マラソンに出場することになった27歳の私、55歳の母、79歳の祖母。
フルマラソンはもちろん、100kmマラソンや24時間マラソンにも出場したドMランナーの私、去年の大阪マラソンを制限時間ギリギリながら完走したことを自慢する母、「私も完走できる!」と自信満々ながらフルマラソンの距離が42.195kmだということすら知らなかった祖母。
ランニングを始めて2カ月半、最初は3kmしか走れなかった祖母も、歩きを混ぜると13km程まで距離をのばせるようになりました!中之島公園や大阪城公園など、大阪マラソンでも通る名所で、街の人にもエールを受けながら練習に励む日々!
9月中旬には、皇居で行われた10kmマラソンを無事、完走。初めての大会参加で、確実に自信がつきました。ただ、本番で走るのは、この距離の4倍……。
3人は、夢のフルマラソンを完走できるのでしょうか!?
美味しいお米とお水、そして……大好きなコーヒー。
大阪マラソンまで1カ月を切った9月27日。私たちは、練習史上最高の壁に挑むことになりました。
挑戦を決めたのは、「越後湯沢秋桜ハーフマラソン」! 21km強という初めての距離を3人で走ることにしたのです。
大阪に住む祖母と母、東京に住む私は、新潟・越後湯沢で集合。前日に温泉旅館で一泊、いわゆる“前乗り”をして、翌日の大会に備えます。前日と当日は、美味しい湯沢のコシヒカリを満喫。祖母も「美味しい美味しい!」といつもより多く食べていました。食べ物だけでなく、お水が綺麗な所だからか、お茶やコーヒーまで美味しいんです。ただ、この“美味しすぎた飲み物”がレースを左右させる結果となるとは、予想もしていませんでした……。