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岡田武史、東北での支援活動を語る。
「サッカーで元気に」を超える力を! 

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photograph by(C)EXILE CUP実行委員会

posted2014/08/22 10:50

岡田武史、東北での支援活動を語る。「サッカーで元気に」を超える力を!<Number Web> photograph by (C)EXILE CUP実行委員会

ボールを蹴っている間は……被災地も他の土地も関係ない。夢中でサッカーを楽しむ子どもたちから笑顔が溢れる。

サッカーが持つ「ボーダーレス」な力を信じたい!

 2012年に中国のクラブの監督に就任したこともあり、その後の2年間、外側から日本を眺める時間を持てたことで、いま、改めてサッカーの持つ力を感じるようになっている。それは「ボーダーレス」ということだ。

 サッカー仲間には、ボーダーがない。たとえば日本、中国、韓国という既存の関係も、「サッカー仲間」が集まることで、その枠を越えてつながる新しいコミュニティが生まれてくる。お金持ちでも貧乏な人でも、サッカー仲間としてピッチに入れば関係ない。男も女も、大人も子どももみんな一緒だ。これはとても大切なことではないだろうか。

 震災から3年半ほどが過ぎた。最初の頃に子どもたちが見せたような沈痛さは、今はもうだいぶなくなっている。ひとことで「被災地」「被災者」とはくくれないほど、それぞれが過ごしてきた時間もさまざまなのだろう。今回の会場のように、設備が整ったグラウンドも徐々にだが増えてきた。

 ここから先、サッカーボールと一緒に僕が各地を訪れることで、“被災地/被災地以外”や、“被災者/被災者以外”というボーダーを貫く、「サッカー仲間」をどんどん生み出していければこれほど嬉しいことはない。

 そういったボーダーにとらわれず、純粋に多くの人にサッカーを楽しんでもらうことが、僕の喜びにもなるのだから。

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