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GKの勇気と3バックのスリル。
~日本に足りないものを補うには?~ 

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芝山幹郎

芝山幹郎Mikio Shibayama

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posted2014/07/05 10:30

GKの勇気と3バックのスリル。~日本に足りないものを補うには?~<Number Web> photograph by Getty Images

最後はベルギーに屈したが、奮闘が光ったアメリカ代表のGKハワード。

国産保護や利潤追求は基礎体力を損なう。

 名前だけはよく知られた国の2軍や3軍を相手にした親善試合では、いくら勝っても実りはない。これまでの積立金を崩すなり、良心的なスポンサーを募るなりして開催費用や優勝賞金を捻出し、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)やCONMEBOL(南米サッカー連盟)やAFC(アジアサッカー連盟)に働きかけるぐらいの外交力は発揮できるのではないか。

 これが実現すれば、アメリカ、メキシコ、コスタリカ、ホンジュラス、パナマ、チリ、ペルー、コロンビア、ジャマイカ、オーストラリア、韓国あたりとガチンコ勝負ができる。千載一遇の好機だ。それがどうしてもできないのなら、Jリーグの外国人枠を拡大し、北中米や南米やアフリカから、知名度の低い選手をもっと数多く招き入れてはどうか。ことスポーツに関しては、国産保護や利潤追求の考えは基礎体力を弱くするだけだ。大リーグも欧州サッカーも、外部の血を積極的に取り入れることを恐れはしなかった。

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