中田英寿の名言
サッカー選手であったからこそ得られたものがある。どれほどその恩恵を受けているか、分からないよね。でも……プロのサッカー選手であることで失ってしまったものもある。それは、自分の感情を素直に出すということ。
中田英寿(サッカー)
「勝ち負けや、プレーの出来不出来で感情をあらわにしてはいけないと自分を戒めてきた」という中田は、つねに完璧であるために自らに冷徹であることを強いた。一喜一憂せず、感情を包み隠すのがプロだと考えていたのだ。その代償として、「普通にね、笑ったり泣いたりすることができなくなってしまったんだよ」「自分にとって、感情をオモテに出せないことは大きなマイナスだと思っている。これからは、自分を素の状態に戻したいんだよ。どんなときでも、感情を顔や体で表現できるようになりたい」。引退後、“旅人”として世界をかけまわっていたのは、ビジネスだけではなく、自分を取り戻す作業でもあったのだ。
Number671号(2007/02/02)
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