日本代表、2014年ブラジルへBACK NUMBER
岡崎&前田の好連係と守備の不安。
快勝の先に待つ“鬼門”の準々決勝。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byTakuya Sugiyama
posted2011/01/18 12:25
控え組のテストと本田圭佑の温存は大きな収穫だった。
しかしながら、このサウジ戦では累積警告でカタール戦に出場できない内田篤人に代えて後半には伊野波雅彦を起用し、西川周作や柏木陽介、それに岩政大樹や本田拓也まで控え組をテストできたこと、そして左足首痛で万全ではない本田圭佑を温存できたことは収穫だった。
ザッケローニの言葉には、手ごたえをにおわせる内容も多くなってきている。
「カタールは初戦で負けながらもそれから立て直してきて、今、勢いに乗っている。ただ、私はポジティブな人間です。悪く考えるよりもやはり、次の試合もいい戦いができると考えたい。日本は今いい状態になっているので、カタール戦もいい試合ができると思う」
“カンフル剤”となった岡崎の活躍によって、ようやく日本代表に勢いが出てきたことは確かだ。