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<フルマラソン、みんなのマイ・ルール> 芸人・にしおかすみこ 「女性ランナーはワセリンを忘れずに!」
text by
林田順子Junko Hayashida
photograph byMami Yamada
posted2013/04/14 08:00
立場も走力も違うフルマラソン経験者がそれぞれ挙げた、独自の哲学とは?
好評発売中の雑誌Number Do『フルマラソン 100人のマイ・ルール~42.195kmを賢く走ろう~』より、今回はにしおかすみこさんが
語ったランニング方法を特別に全文公開します!
東京マラソンに出走経験のある芸能人は多いが、継続的に走り続けている人は意外と少ない。だが、'08年の東京マラソンで初出走を果たし、サブ5を達成したにしおかすみこは3年のブランクはあったものの、'11年に再び大会に参加、40分もタイムを更新した。そして昨年にはついにサブ4を達成。なぜ彼女はこんなにも急激に速くなれたのか。
練習は週2回だけでも、そのうち1回を3時間走にする効果とは?
最初の東京マラソンでは水をやたらと飲んでトイレに行ってしまったり、重いシューズを履いていたり……。あと、まだSMキャラだったんで沿道から「豚野郎!」とか声援がとんでくるからそれに応えてたら、前半でバテちゃって(笑)。そういう小手先のことを改善したら、40分は簡単に縮められました。
走りはじめたころから練習は週2回しかしてません。それ以上やると疲れちゃうし、長続きする趣味にしたいので、無理はしない。ただサブ4が見えてきたときに、やっぱりタイムを狙いたい、と思ったんです。だから昨年のちばアクアラインマラソンでは、大会の3カ月前から週2回のうち1回を3時間走にしました。1時間10kmのゆっくりペースで、だいたいトレーナーさんとおしゃべりしながら走っています。練習で1時間しか走ってないと、残り3時間は未知の世界じゃないですか。でも3時間走を同じペースで走れれば、残りは10kmだと思える。そういう練習なんですよね。
でも3時間はしんどい。コースを決めると飽きちゃうので、ひとりのときはその日の気分で適当に走ってます。最終的に道に迷って、タクシーに乗っちゃうこともあるんですけど(笑)。1カ月前になったら、2回とも1時間走に戻して、体調を崩さないように注意しています。