小野瀬雅生の名言
'98年って、僕らには分からない気みたいなものが、綺麗に横浜を通っていたような気がするんですよ。横浜高校の夏の戦い方を見ても、これは何か全部うまくいくはずだと。あのときなぜか、僕はベイスターズが優勝するなって思ったんです。これはたぶん、うまくいく年だと。今年いっぱいは横浜に気が集まるだろう、と思いました。
小野瀬雅生(ミュージシャン)
2013/03/30
1998年は横浜スポーツ界にとってミラクル・イヤーと呼べる1年であった。箱根駅伝で神奈川大学が総合優勝し、日産自動車が都市対抗野球で優勝。松坂大輔擁する横浜高校が甲子園で春夏連覇を達成し、横浜ベイスターズが38年ぶりの日本一に。そして横浜フリューゲルスがサッカー天皇杯を獲得し、横浜マリノスと合併するかたちで消滅した。横浜を地元とするクレイジーケンバンドのギタリストである小野瀬は、1998年の横浜をめぐる喧噪をこんな言葉で振り返った。
Number824・825号(2013/03/07)