スポーツはカタチから入る方なんですBACK NUMBER
“リカバリーウェア”って、着るだけで身体&心をリラックスさせるって本当?
text by
奥山泰広&高成浩Yasuhiro Okuyama & Seikoh Coe(POW-DER)
photograph byNanae Suzuki
posted2012/10/31 10:30
秋も深まり、本格的なスポーツシーズンを迎えたにもかかわらず、2人は相変わらず事務所に籠り、スポーツウェアについて議論を戦わしている。それも運動用ではなく、アフタースポーツ用ウェアの必要性についてだ。はたしてその機能や存在理由はいかに!?
奥山 先日ランニングをしていてふと周りを見たら、ほぼ全てのランナーがコンプレッションインナーを着用しているんですよ。
高 筋肉の動きをサポートしてくれるし、正しいフォームの矯正にも役立つワケだから、そりゃあ人気なのも当然だよね。
奥山 それに吸汗速乾性や発熱機能なども、人気の理由に挙げられます。かくいう僕だって、このテのハイテクスポーツウェアを手放せませんから。
高 機能だけじゃないぜ。カラーリングや柄といったデザイン性が優れているのも、人気の理由のひとつだと思うよ。
奥山 そんな昨今のランニングシーンを見てふと気づいたんですが……。著しく進化しているスポーツウェアに比べて、アフタースポーツのウェアってちっとも充実していないんですよね。高さんや自転車仲間の人達って、ヒルクライムやロングライドの後は、どんな格好に着替えるんですか?
高 ロングライドのイベントでゴールした後は、ホテルでシャワーを浴びたらTシャツや短パンか、季節によっては長袖のスウェット上下に着替えるね。で、その格好で食事に出掛け、その格好で寝ちゃうかな。
奥山 ですよね~。その格好ってスポーツのジャンルに関係ないし、しかもずいぶん昔から変わってないことに、今さら気づいたんですよ。
高 う~む、言われてみれば、そうだな。中学生のときに映画『ロッキー』のS・スタローンを真似て、グレーの霜降りスウェット上下を着て以来、大人になってもスポーツ後は変わらないな。つい最近になって、寒いときはフリースを羽織るようになったのが、唯一の変化かも!?
奥山 いわゆる「寛ぐための格好」って、高さんが言うような格好以外は、いきなりガウンとか肌着になってしまうんですよ。
アフタースポーツ業界の革命!? “リカバリーウェア”という新概念。
高 いやいやいや……ところがね、先日、最新最強の“部屋着”を買ったばかりなんだよ。俺のアフタースポーツも、ようやくスタイルチェンジするんだ。
奥山 おっと、スウェット上下の“昭和スタイル”から、遂に卒業ですね。でも、どうせ素材をフリースに替えたくらいでしょ。
高 フリースは軽くて暖かくて肌触りがいいし、洗濯してもすぐに乾くから好きなんだけどね。今回はもっとスグレモノにしたんだ。ほらっ、これさ。『VENEX(ベネクス)』の休養時専用ウェア! いやあ、もうこの歳になると、週末ツーリングの後はなかなか疲れが取れなくて、週明けの仕事が辛いんだよ。で、何かいいモノはないかなと探していたところ、このベネクスの“リカバリーウェア”に巡り会えたってワケ。
奥山 むむむっ!?
高 繊維に練り込まれたナノプラチナなどの鉱物が副交感神経に作用し、人間が本来持っている自己回復能力が効率良く発揮されるんだ。身体を締め付けないリラックスフィットということもあって、着ているだけで気分がリラックス。そのまま就寝すればぐっすり眠れるんで、翌朝はばっちり疲労回復さ!
奥山 オリンピックの日本代表選手をはじめとした多くのトップアスリートが愛用しているんですよね。
高 なんだ、知ってたのか。
奥山 当然でしょ。発売後まもなく、「よく眠れる」とか「疲れが取れる」とか、大好評を博したみたいですよ。