「チームとしてシンジを失った穴を埋めていけるはずだ」

　ところが、今季の場合はロイスとゲッツェが2列目に並ぶため、昨季ほどの守備が期待できないのだ。

　攻撃面でのポテンシャルは昨季より増したといえるのだが、良い守備から攻撃に移るというチームのコンセプトがどこまで実行できるのかは疑問が残ることとなった。

　それでも、選手たちはチームとして香川の穴を埋めていけると考えているようだ。ゲッツェはこう話す。

「シンジという素晴らしい選手を失ってしまった。でも、僕らはチームとしてその穴を埋めていけるはずだ」

　果たして、今季も強いドルトムントを見せられるのかどうか。その鍵は、ハードな守備を見せられるかどうかにかかっているのである。