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頭脳と技巧で主役を食う、
ラドワンスカに注目せよ。
~女王を欠くテニス界の名脇役~
text by
![秋山英宏](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
秋山英宏Hidehiro Akiyama
photograph byHiromasa Mano
posted2012/07/27 06:00
![頭脳と技巧で主役を食う、ラドワンスカに注目せよ。~女王を欠くテニス界の名脇役~<Number Web> photograph by Hiromasa Mano](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/e/f/350/img_ef1d815dcbc5e780916d34952d97582f368369.jpg)
これまで8強が最高だった四大大会で準優勝。全米ではポーランド勢初の優勝を果たせるか。
ランキング1位がたびたび入れ替わり、四大大会の優勝者も毎度、顔ぶれが変わる。層が厚いと言えば言えるが、どんぐりの背比べと見た方が現実に近い。カリスマ的な女王を欠く女子テニスは今、人気にも陰りが見られる。
ウィンブルドンでは、世界ランク1位のマリア・シャラポワが4回戦で敗退したため、2位のビクトリア・アザレンカと3位のアグニエシュカ・ラドワンスカに1位昇格のチャンスが巡ってきた。だが、2人の前に立ちふさがったのが元女王のセリーナ・ウィリアムズだった。アザレンカは準決勝で敗れ、ラドワンスカも決勝でセリーナに屈した。準決勝でのセリーナのサービスエースは大会新記録の24本。大会通算では102本に達し、女子の最多記録を大幅に更新した。
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