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スランプを乗り越えた、
伊達の向上心と覚悟。
~全豪オープン本戦出場へ~
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![秋山英宏](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
秋山英宏Hidehiro Akiyama
photograph byHiroshi Sato/Mannys Photography
posted2011/12/26 06:00
![スランプを乗り越えた、伊達の向上心と覚悟。~全豪オープン本戦出場へ~<Number Web> photograph by Hiroshi Sato/Mannys Photography](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/9/a/350/img_9a6fe67696192a77fcb87b2d831e53f7304939.jpg)
ダンロップWCで準優勝したクルム伊達(右)。2011年シーズンは自身最多の30大会に出場した
もちろん待っていたわけではないが、可能性を考えないわけにはいかなかった。再チャレンジの4年目。クルム伊達公子の世界ランキングは一時、144位まで落ちた。四大大会は本戦圏外。ツアー大会も予選から出場しなくてはならない位置だ。下部ツアーを回ることになってもチャレンジを続けるのか、もしかしたら'11年限りの引退もあるのではないかと考えていた。
ところが、10月下旬に快進撃が始まった。ツアーは終盤戦、伊達が出場できるのは下部ツアーの大会だけだった。ポワチエ(フランス)で約2カ月ぶりの白星を挙げると、そのまま突っ走って優勝。翌週は台湾で準優勝。さらに豊田市のダンロップワールドチャレンジでも準優勝と、ポイントを荒稼ぎして88位までランキングを戻したのだ。これで1月の全豪オープンは本戦からの出場が確定だ。
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