オリンピックへの道BACK NUMBER
ソ連時代のフィギュア王国復活へ!
ロシアのソチ五輪金メダルへの道。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byAFLO
posted2011/11/05 08:01
スケートカナダでGPシリーズ初出場初優勝を達成したトゥクタミシェワ。プルシェンコやヤグディンを育てた名指導者ミーシン氏に指導を受けている。次戦はGP第5戦のフランス杯で、村上佳菜子らと対決する
女子フィギュアの再興でロシアは五輪の盟主に返り咲く。
とくに女子の個人では、あれだけのフィギュアスケート大国でありながら、これまで一度も金メダルを獲得していないだけに、ソチでこそ金メダルを、という思いは強いだろう。
むろん、トゥクタミシェワにしても、ソトニコワにしても、10代半ばであり、身体も成長していくだろう。成長に伴って、ジャンプをはじめどう変化していくかはわからない。
ともかく、近年のオリンピックは、北京五輪の中国のメダル数の大幅な増加、バンクーバー五輪でカナダが同国史上最多の金メダル獲得と、開催国の活躍が目立つ。来年のロンドン五輪へ向けて、イギリスもまた着実に各種大会で結果を残してきた。
ソチでも、ロシアがウインタースポーツの大国であることを知らしめるのか。
ロシアにとって、フィギュアスケートの女子は、その中心となる。