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球宴10回の意味。
~“外国人”選手イチローの挑戦~ 

text by

小川勝

小川勝Masaru Ogawa

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photograph byKYODO

posted2011/08/07 07:58

球宴10回の意味。~“外国人”選手イチローの挑戦~<Number Web> photograph by KYODO

2010年のオールスターゲーム。イチローは、4回表の守備で交代、メジャー移籍10年、10回目のオールスターで最短のプレーとなった

 イチローの米大リーグ・オールスター戦選出が、ついに途切れた。'01年から'10年まで10年連続で選ばれていたが、今年はファン投票でア・リーグ外野手部門7位に終わり、監督推薦もなかった。出場全選手が発表された7月3日時点で打率「.272」だったから、無理もない。日米通算で見ると、'94年から'10年まで、17年連続で続いていた球宴選出の記録が、ついにストップしたのである。

 今年のイチローは、打率3割を達成するためにも、球宴以降少なくとも「.333」くらいの打率が必要になる。なかなか厳しい状況だ。イチローも37歳。プロ通算20年目である。球宴に出場せず、打率も3割に達しない。そういうシーズンがあっても常識的にはおかしくない。我々は過去17年間にわたって、彼が3割を打ち、球宴に出ることを当然のように思ってきた。17年も続けば、18年目も同じだろうと思ってしまうものだが、球宴選出に関しては、今年でひと区切りついたわけだ。

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