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クラシックレースへの道、
2歳戦は種牡馬で占う。
~名馬の系譜を引く種牡馬たち~
text by
片山良三Ryozo Katayama
photograph byTomohiko Hayashi
posted2009/07/10 06:00
'03年の皐月賞で優勝したネオユニヴァース。今年、アンライバルドの優勝で父子制覇を達成
不世出の大種牡馬サンデーサイレンスが16歳という若さで没したのが'02年。残された産駒はその後も当然のように活躍を続け、死後なんと5年。'07年まで、13年間も継続して首位の座に君臨したのだからその凄さがわかる。
しかし産駒の総数が減り続けるのは仕方がないわけで、昨年はついに7位に転落してしまった。最後の世代が6歳という熟年を迎えた今年はさらに苦しく、上半期を終えた時点で重賞勝ちにまだ手が届いていない。初年度の'92年産のフジキセキから、最終世代'03年産のマツリダゴッホまで、全ての世代からGIホースを輩出し続けた奇跡の種牡馬だが、今年はついに重賞勝ちが途切れてしまうのだろうか。マツリダゴッホを始め、マルカシェンク、キングストレイル、マチカネオーラ、ソルジャーズソング、エアシェイディといった残された勢力の頑張りに期待がかかるところだ。