ヤクザとプロ野球選手の草野球。
昔の東映映画みたいなシチュエーションだが、これは昭和の時代に本当にあった話である。
時は昭和30年代。とあるシーズンオフの出来事だ。当時の大洋ホエールズの主力選手たちが、親会社・大洋漁業の本社があり捕鯨基地として賑わっていた下関で、本社主催の慰労会に出席した。到着した夜には地元の有力者が集まって大宴会だった。
「翌日は地元の人たちと草野球をやってください、と言われて次の朝にグラウンドに行ったんだよ」
この話をしてくれたのは、今年3月に亡くなった大洋ホエールズOBで元横浜ベイスターズ監督の近藤昭仁さんだった。
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photograph by Sports Graphic Number