勝率が5割を下回り、プレイオフにも出られないチームのヘッドコーチでも、コーチ・オブ・ザ・イヤーの資格があるだろうか。以前なら躊躇なく「ない」と言い切ったところだが、今季ラリー・ブラウンがシャーロット・ボブキャッツで成し遂げたことを見ると、チーム成績は重要な基準ではないと思うのだ。
去年4月、ブラウンがヘッドコーチに就いたとき、ボブキャッツは32勝50敗でシーズンを終え、チーム創設から4年連続でプレイオフを逃したところだった。今シーズンのボブキャッツは、4月6日、シーズン5試合を残した段階で34勝43敗。昨シーズンよりは成績を上げ、チーム史上最高成績を確実にしているとは言うものの、勝ち星が飛躍的に増えたわけでもなく、プレイオフ出場の可能性も低い。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by JMPA