#682

記事を
ブックマークする

劇的レースにも素直に喜べない理由。

 全日本F3選手権シリーズ第8戦は、スタート時点の路面がフルウェットだったにもかかわらずレース中盤にドライ路面へ変わるという、珍しいコンディションで行われた。その結果、最初からドライタイヤに賭け、一時は7位まで順位を落とした塚越広大が逆転優勝を飾るという劇的な展開となった。岡山国際サーキットにいた観客は、存分にF3レースの醍醐味を味わったに違いない。

 もっとも、F3を若手選手育成カテゴリーとして眺め直したとき、今季の全日本F3は必ずしも望ましい状況にあるとは思えない。全参加者数は12名。格闘の中で技量を磨くというF3本来の目的を考えると、寂しい限りだ。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

0

0

0

前記事 次記事