ウオッカ(栗東・角居勝彦厩舎、牝3歳)が成し遂げた、牝馬によるダービー制覇。実に64年ぶりという大偉業で、確率的には生きているうちに一度でも見られたら幸せ、と言っていいぐらいのハレー彗星級の大スターの出現だ。
オークスか、ダービーか、「どちらに出してくれても、私はうれしくてたまらない」と、谷水雄三オーナーから全面的に采配を任された角居調教師が、「それなら、私自身がよりワクワクするほうを選ばせてもらいます」と冒険を決断したという話も、聞いている側の頬を緩ませてくれる。どちらを選んでも勝っていた、というのはあくまでも結果論。大きなリスクを承知で向かって行った角居調教師の「ワクワク優先」は、競馬ファン全員の夢を大きく広げてくれた。どんなに拍手を贈っても贈り足りないほどだ。
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