M・ビアッジが、第2戦スペインGPで100回目の表彰台を達成した。'92年に250ccクラスでデビューして以来、足かけ13年目での到達。現役選手では、もちろん最多記録である。
開幕戦・南アフリカGPでは、V・ロッシと壮絶な戦いを演じ、雨になったスペインGPでも、S・ジベルノーと優勝争いをした。ともに勝てなかったが、ビアッジの走りは明らかにチャンピオン候補に相応しいものだった。そして2戦連続の2位という成績は、彼が今シーズンの主役に浮上したことを感じさせるものでもあった。
デビューの頃から、その鋭い走りは“天才”と呼ばれた。4回のタイトルを獲得した250ccクラス時代はもちろんのこと、500ccクラスでもデビュー戦優勝という快挙を達成している。ロッシの記録ばかりに注目が集まっているが、ビアッジの残してきた記録も決して引けを取らないのだ。
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